Default banner

ソフトウェアIP保護

ソフトウェアアプリケーションには、PCにインストールする場合でも、高価値のハードウェアに組み込む場合でも、アプリケーションやデバイスの機能を定義する機密情報と知的財産(IP)が含まれています。 

知的財産とは商取引で使用される発明、デザイン、名前、画像などの「精神的創造物」を指します。ソフトウェアのIPには攻撃から保護する必要のあるコード、アルゴリズム、専有データが含まれます。適切なソフトウェアIP保護を導入することで、セキュリティ、そして最終的にはビジネスの収益性にリスクをもたらし得る操作や盗難からこれらの専有情報を保護することができます。 

ソフトウェアの知的財産の保護方法を把握していない場合、企業のブランド、競争力、収益、顧客に提供するサービスに対して取り返しのつかないダメージを引き起こす可能性があります。

  • 保護
  • 利点
  • ソリューション

サイバー攻撃や財産の盗難から保護

ソフトウェアIP保護を使用できる他の方法について説明する前に、混同されがちな2つの用語「ソフトウェアIP保護」と「ソフトウェア保護」の違いを見てみましょう。

ソフトウェア保護とは通常、著作権侵害や乱用からソフトウェアを保護することを指します。ソフトウェアに含まれる知的財産が侵害されているかどうかに関係なく、ソフトウェアの商業的価値を保護します。

ソフトウェアIP保護とは、知的財産の損失に対するセキュリティのみを指します。

IP保護は、知的財産ソフトウェアのさまざまな種類の損失に対して防御機能を発揮する必要があります。明らかな例としてソフトウェアの著作権侵害が挙げられますが、他にも考慮すべき問題があり、それにはリバースエンジニアリング、コードの改ざん、グレーマーケット活動が含まれます。

最も基本的な形としてグレーマーケット活動とは、合法ではあるものの元の製造業者によって意図されていないチャネルを通して製品が配布される活動を指します。グレーマーケット活動の例には、承認されていないベンダーを通して製品を販売したり、許可なく特定の国や地域で製品を配布したりすることが含まれます。

問題となるのは、グレーマーケットで販売されるアイテムから発生する利益が正規のビジネスにもたらされないことです。またグレーマーケット活動では、販売されている製品が本物であり損傷がないことを企業が保証できないため、ブランドの評判に大きなダメージを与える可能性もあります。さらに、正しいサポート情報を提供することもできないため、例えばソフトウェアに欠陥があるなどの問題が発生した場合に、クライアントに対して深刻な問題を引き起こす可能性があります。

    • リバースエンジニアリング - リバースエンジニアリングは、プロプライエタリソフトウェアの作成に使用されるソースコードを発見するために使用されます。プログラムの再作成、同様の製品の開発、ソフトウェアの弱点の発見を目的として行われ、発見された弱点は悪用されたり、場合によっては強化されたりする可能性があります。
    • コードの改ざん - コードの改ざんとはソフトウェアに不正に変更を加えて、プログラムのコードと動作を変更し機能を変化させることを指します。認証の回避、データの盗難、偽造を目的として行われます。ソフトウェアは展開され完全に動作している場合でも、攻撃に対して脆弱です。そのためソフトウェアの知的財産を保護するにあたり、コードの改ざんの防止は継続的に対処しなければならない課題です。
    • グレーマーケット活動 - グレーマーケット活動は、開発者やインテリジェントデバイスメーカーが直面している問題の1つです。あまり知られていないかもしれませんが、真剣に受け止めて、適切なソフトウェアの知的財産保護を実行する必要があります。

知的財産を保護するメリット

ソフトウェアIP保護ではデータ損失防止(DLP)、ソースコード漏洩の防止、物理的セキュリティ・論理的セキュリティ、実行可能ファイルまたはデータの難読化などに関連するテクニックが使用されます。

そのため、リバースエンジニアリングからグレーマーケット活動に至るまでさまざまな問題を防ぐためには、知的財産を保護するための最適なIP保護ソフトウェアを採用する必要があります。

そうすることで、明確な経済的メリットとセキュリティ上のメリットが得ることができます。最高レベルのソフトウェア知的財産保護を実行することで、製品の市場価値を高めることができます。ソフトウェアのIPを保護することにより、製品のライセンシングや販売を通して収入を生み出すことができます。特定の製品にライセンスを付与することで継続的な収入が生まれ、収益増加につながります。

ソフトウェアのIPを保護することは他の点でも有益です。貴社は現時点では事業の売却を予定していないかもしれませんが、今後状況が変わる可能性もあります。識別可能な保護されたIP資産を持つことで、ビジネスや会社の総価値に付加価値を与えることができます。

Sentinelで知的財産の保護を開始

ソフトウェアIP保護機能を提供するソフトウェアライセンシングソリューションは、組み込みソフトウェアアプリケーションとアプリケーションデータファイル内の知的財産を保護します。これによりアルゴリズム、企業秘密、ソフトウェアに組み込まれている専門知識がハッカーから確実に保護されます。

また、製品スイート全体に高レベルのセキュリティとアクセス制御を導入します。製品に必ずしも著作権侵害対策とライセンシングを実装する必要はないかもしれませんが、ソフトウェアのIP保護はほとんどの場合で必要になります。 

すべてのSentinelソリューションは安全な封筒(Sentinel Envelope)を使用して、エンドユーザーに配信される途中でソフトウェアのコードが公開されないようにします。  

Sentinel Envelopeはファイルの暗号化、コードの難読化、システムレベルのデバッグ防止を通して、リバースエンジニアリングに対する堅牢なソフトウェア知的財産保護を提供する自動ファイルラッピングツールです。

またSentinel Envelopeは、保護するファイルごとに複数のランダムな保護レイヤーを生成します。これにより、ハッカーがラッピングを短時間で簡単に取り除くことができないようにすると同時に、ユーザーに最高レベルのIP保護ソフトウェアを提供します。

Sentinel Envelopeはデータファイルを保護するために、アプリケーションをラッピングし、ソフトウェアデータファイルへのアクセスを暗号化および制御することで、承認されたユーザーとホスティングソフトウェアのみがそれらを復号化してアップロードできるようにします。

SentinelのIP保護ソリューションの詳細をご希望ですか?

Sentinelはすぐに使用できるソフトウェア保護、ライセンシング、および資格管理システムであるSentinel LDKと共に、最高レベルのIP保護ソフトウェアを提供します。このシステムを使用することにより、ソフトウェア固有の価値を高める柔軟なライセンシングモデルと配布モデルを実装することができます。

またSentinel LDKを使用することで、トライアルユーザーの有料ユーザーへの転換を推進し、使用量ごとの支払いを可能にし、必要な製品の機能のみを購入するオプションを提供できるようになります。さらにSentinel LDKは、著作権侵害による損失を減らすことができるようサポートし、企業の競争力を高める知的財産の保護に最適なソフトウェアIP保護機能を発揮します。

  • リソース