banner

Thales News Release

タレスとインテル、 機密コンピューティングの信頼性強化で協力

September 20, 2023

  • タレスのCipherTrust Data Security Platform (サイファートラスト データ セキュリティ プラットフォーム) とIntel® Trust Authority (インテル トラスト オーソリティ)を活用したコラボレーションにより、機密コンピューティングを利用したエンドツーエンドのデータ セキュリティを実現

Thales and Intel Collaborate to Enhance Trust in Confidential Computing Image

仏ムードン--(BUSINESS WIRE)-- (ビジネスワイヤ) -- 世界有数のテクノロジーとセキュリティのプロバイダーであるタレスは、エンドツーエンドのデータ セキュリティ実現に向けて、CipherTrust Data Security Platform(サイファートラスト データ セキュリティ プラットフォーム)を強化し、機密コンピューティングとIntel® Trust Authority (インテル トラスト オーソリティ) による信頼性の高い認証システムを活用することを発表しました。この提携により、規制の厳しい業界においてもオンプレミスやクラウドで使用するワークロードの安全な保管やデータの保護が可能になります。

2023年度タレス クラウド セキュリティ調査によると、多数の回答者がクラウド上に多くの機密データを保管していると報告しています。このため、クラウドにおける機密データや関連するワークロードの保護がとりわけコンプライアンスやデータ プライバシーの観点から喫緊の課題です。タレスがインテルと協業することで、業界大手のCipherTrust Data Security Platform (サイファートラスト データ セキュリティ プラットフォーム)にIntel® Trust Authority (トラスト オーソリティ) による検証可能な認証サービスが実装され、使用中のデータとワークロードの保護が可能となり、シームレスなエンドツーエンドのデータ セキュリティが実現します。

機密コンピューティングは、暗号的に分離されたハードウェアベースの信頼性の高い実行環境(Trusted Execution Environment:TEE)内で計算を実行することで、使用中のデータを保護します。TEE を検証する暗号材料は、大抵の場合クラウド プロバイダーによって管理されます。タレスの包括的なデータ セキュリティ ソリューションは、職務分掌を導入することでこのセキュリティ問題を効果的に回避し、顧客が暗号鍵素材を管理できるようにします。このアプローチにより、クラウド プロバイダーを絶対的に信頼しなくても問題にならなくなります。

タレスのCipherTrust Data Security Platform (サイファートラスト データ セキュリティ プラットフォーム) は、インテルの高信頼性認証を使用することにより、 Intel® TEE、Intel® Trust Domain Extension (TDX) 、Intel® Software Guard Extension(SGX)以外では機密性の高いワークロードが決して復号化されないことを保証できます。

タレスのデータ セキュリティ製品担当バイスプレジデント、トッド・モーア は次のように述べています。 「タレスとインテルの協業により、セキュリティ意識の高い組織は、プライバシーや機密保持、GDPR、PCI-DSS、HIPAAなどの規制要件を満たしながら、データを安全に共有し、実行されたプロセスの結果のみを開示できるようになります。これは特に情報プライバシーを保護するデータ セキュリティが最重要事項である、規制の厳しい業界にとって大切なことです。」 

アニル・ラオ、 インテル、システムアーキテクチャエンジニアリング担当バイスプレジデント兼CTOは、次のように述べています。 「企業がコンプライアンス要件を満たしつつもデータ保護を継続的にコントロールし、かつ大胆なビジネスの俊敏性を維持できることが重要です。タレスのサイファートラスト データ セキュリティ プラットフォームとインテルの機密コンピューティング技術並びにIntel® Trust Authorityが一致協力して顧客ニーズに適したツールを提供していきます。タレスとインテルの最新技術とイノベーションを本ソリューションで組み合わせられたことを嬉しく思います。」

タレスグループについて

タレス(本社:フランス・パリ、Euronext Paris: HO)は、防衛・セキュリティ、航空・宇宙、デジタルアイデンティティ・セキュリティの3つの領域における先端技術で世界をリードしているグローバル企業です。世界をより安全で、より環境に優しく、より包括的にすることに役立つ製品およびソリューションを開発しています。

タレスグループは、研究開発に関して、特に量子技術、エッジコンピューティング、6G、サイバーセキュリティなどの主要分野に、年間40億ユーロ近くを投資しています。

68カ国に7万7,000人の従業員を擁するタレスの2022年度売上高は、176億ユーロを記録しています。

タレスDISジャパン(株) クラウドプロテクション&ライセンシング事業部門について

タレスDISジャパン(株)のクラウドプロテクション&ライセンシング事業部門は、サイバーセキュリティソリューションの提供を担っており、クラウドからデータセンター、オンプレミスなどの様々な場所に保管または移動しているデータの暗号化やトークン化とHSMによる鍵管理、多要素認証と認証トークンの提供により多くの組織の重要データを保護しています。日本国内においては政府機関、金融機関、大手製造業、流通を含む様々な業種にて採用されています。