タレスのブロックチェーンソリューション
ブロックチェーンは高度な数学に基づいており、分散型アプローチによりその基盤の安全性が確保されていますが、ブロックチェーンをごまかして悪用する方法も存在します。これらの落とし穴を回避し、保護された状態を維持するために、常にハードウェアベースのソリューションに鍵を保存し、セキュリティを最初からソリューションに組み込む必要があります。
Luna ネットワーク HSMは、ブロックチェーン参加者がすべてのトランザクションに署名するために使用する秘密鍵を、FIPS 140-2レベル3認証を取得した専用暗号化プロセッサに保存するよう設計されています。鍵はライフサイクル全体を通して保存され、許可されていないデバイスや人が暗号鍵にアクセスしたり、改ざん・使用したりできないようにします。暗号鍵がソフトウェアに保存される場合、盗難のリスクが生じ、ブロックチェーンの元帳全体が危険にさらされます。
ProtectServer HSMはLuna ネットワーク HSMと同様に、暗号化、署名、認証サービスを提供しながら、暗号鍵を侵害から保護するよう設計されています。
Luna HSMとProtectServer HSMはどちらも、ファームウェアの一部として、FIPS 140-2レベル3認証を取得したタレスのHSMの安全な範囲内でカスタムコードの開発と展開を可能にすることにより、ネイティブHSMの機能を拡張します。機能モジュール(FM)を使用することで、量子アルゴリズムの実装など、組織のニーズに合わせてタレスのHSMの機能をカスタマイズできます。
Luna クラウド HSMサービス:オンプレミスのHSMソリューションに加えて、タレスはオンデマンド データ保護(DPoD)を通してLuna クラウド HSMソリューションも提供しています。DPoDは、ハードウェアを展開・保守する必要がなく、サービスとしての課金モデルを提供します。
SafeNet 認証サービス(SAS)は柔軟性の高いトークンオプションを備え、完全に自動化された安全性の高いサービスとしての認証により、総運用コストを大幅に削減し、認証を調整して独自のニーズに対応します。