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クラウドライセンシング

クラウドベースのソフトウェアライセンシングとは?

近年、企業が従来のライセンシングモデルから移行するにつれて、クラウドライセンシングの人気がますます高まっています。

これまでは、企業や顧客はソフトウェアを一度購入して、ディスクを受け取るかダウンロードを行ってきました。通常このようなソフトウェアモデルでは、必要に応じてアップグレードしてサービスを受けるための年会費オプションが提供されていました。これは永久ライセンスと呼ばれ、多くの企業が現在も使用しているライセンスの一種です。しかし今日では、ライセンシングソリューションとしてクラウドに注目する企業がますます増えています。

クラウドライセンスとは、どのようなものなのでしょうか?クラウドベースのソフトウェアライセンシングでは、ライセンスは仮想クラウド内に保管されます。通常、このタイプのライセンスはサブスクリプションライセンスであり、顧客は毎月または毎年(あるいはベンダーが定めるその他の頻度で)更新を行う必要があります。  クラウドベースのサブスクリプションライセンスには、製品にライセンスを付与する会社とその顧客の両方にとって多くのメリットがあります。クラウドライセンシングにより企業は、ソフトウェアを継続的に更新して顧客に簡単に提供すると同時に、一定の収入源を維持し、ソフトウェアの使用に関する分析にアクセスすることができます。

クラウドサブスクリプションモデルへの移行

クラウドベースのソフトウェアライセンスをまだ使用していない場合、この移行は非常に厄介なもの、あるいは不可能とさえ思えるかもしれません。ライセンシングシステムの移行は大変な作業になる可能性がありますが、これまで多くの企業が成功させています。移行を容易にするために、他のライセンシングオプションを維持しながら、クラウドベースのサブスクリプションモデルをゆっくりと統合することも可能です。例として、MicrosoftとOffice 365オンラインスイートや、Adobeとそのオンラインサブスクリプションモデルの組み合わせが挙げられます。ますます多くの企業がソフトウェアをクラウドベースのライセンシングに移行するにつれて、サブスクリプションモデルはより関連性が高く魅力的なものになっています。移行を行う前に、以下について考慮する必要があります。

  • 新たなサブスクリプションモデル - クラウドライセンシングに移行するにあたり、現在使用しているライセンシングモデルを再考する必要があります。これまで永久モデルを使用してきた場合は、お使いのソフトウェアへのサブスクリプションモデルの統合方法をご検討ください。これには、料金と支払い方法(毎月または毎年、メンバーシップの各種レベル)や機能の価格設定などの決定が含まれます。
  • 分析 - クラウドライセンスにより、企業は永久ライセンスモデルでは利用できない分析機能にアクセスできるようになります。これは、ソフトウェアがクラウドベースであることで、すべての顧客の使用状況を文書化して分析できるためです。顧客がソフトウェアをどのように使用しているかを把握できるだけでなく、顧客自身にとってもメリットとなります。このような分析を十分に活用するには、分析が会社にとって機能するようにライセンシングシステムを設定することが不可欠です。
  • 販売とマーケティング - 多くの場合、クラウドベースのソフトウェアライセンスに移行するにあたり、販売およびマーケティング戦略を変更する必要があります。顧客の間でサブスクリプションモデルが浸透してきているため、企業は魅力的な側面を持つソフトウェアモデルを販売する必要があります。多くの企業はクラウドライセンシングへの移行を利用して、ソフトウェアのリブランディングを図っています。
  • キャッシュフロー - サブスクリプションベースのクラウドライセンスに移行することで、必然的に企業のキャッシュフロー構造が変化します(多くの場合、より良い結果が得られます)。
  • 既存顧客の移行 - これは多くの企業にとって課題となり得ます。既存顧客はすでに(永続的な)ソフトウェアを購入しており、サブスクリプションプランへの移行に抵抗がある可能性があります。

 

Sentinel クラウドライセンシング ソリューション

Sentinelでは、お客様が自社製品に対して最適なライセンシングオプションを構築し提供できるようサポートすることを目標としています。この目標を実現すべく、クラウドベースのソフトウェアライセンスを含む幅広いライセンシングオプションをご用意しました。クラウドへの移行をご希望のお客様が可能な限りスムーズに移行できるよう、当社がサポートいたします。

今日の変化し続けるテクノロジー環境で競争力を維持するために、ソフトウェアベンダーは遅れを取ることなくトレンドについていく必要があると切実に感じています。そのトレンドの1つがクラウドライセンシングです。

Sentinelのクラウドライセンシングは、いかにしてビジネスをサポートするのでしょうか?主な例として次が挙げられます。

  • データを収集し複数のビジネスモデルを実現 - クラウドベースのソフトウェアライセンスにより、企業がこれまでアクセスできていなかった可能性のある分析へアクセスできるようになります。これにはユーザーによるライセンスの使用状況、機能の使用状況、さまざまな支払い方法などに関連する情報が含まれます。
  • あらゆるデバイスからのソフトウェアへのアクセスを承認することで顧客体験を向上 - 今日では、顧客は自身のコンピュータ上のみでの使用に制限されるソフトウェアを望んでいません。ソフトウェアベンダーはクラウドライセンスを使用することにより、必要に応じて電話、タブレット、ノートパソコン、その他の関連デバイスを含む複数のデバイスからのソフトウェアへのアクセスを提供できるようになります。これにより、顧客満足度を大幅に向上させることができます。
  • 変化する市場のダイナミクスと顧客の要件にリアルタイムで適応 - クラウドライセンシングを使用することで、いつでもソフトウェアを変更して顧客に瞬時に提供することができます。永続的なライセンシングシステムでは更新の提供がより難しく、顧客が継続的なサービスや更新に対して料金を支払わない場合には更新を提供できなくなる可能性もあるのとは対照的に、これは大きなメリットとなります。また、ソフトウェアベンダーは必要な機能を追加して、顧客がいつでも追加機能を購入できるようにすることができます。
  • ライセンスキー管理に関連するコストを削減 - ラウドに移行することことで、必然的に社内のハードウェアに関連するコストを削減することができます。時間の経過とともに、クラウドからすべてのソフトウェアを簡単に管理できるようになり、関連するコストを大幅に節約できる可能性があります。

クラウドライセンシングへの移行の適切な管理方法についての詳細は、ホワイトペーパー「今日と未来のクラウドのための収益性に優れた価格設定とパッケージング戦略」をダウンロードしてご確認ください。

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