データ主権に関するコンプライアンス
データ、ソフトウェア、運用の主権を実現するには
データ主権とは、「デジタル主権」の一部であり、「自分自身のデジタルにおける運命、つまり自分が依存し作成するデータ、ハードウェア、ソフトウェアを制御する能力」を意味します。現代の企業がデジタルプラットフォームに大きく依存していることを考えると、デジタル主権は、今日のグローバルビジネスを成功に導く重要なプラットフォーム、プロセス、サービスの大部分を含んでいます。
最新の電子ブックでは、自動リスク評価と、クラウドおよびオンプレミスのシステムにわたる機密データの一元的な保護と制御により、企業がソフトウェア、運用、データの主権を実現できるようタレスが提供するサポートについて説明しています。
電子ブックを入手タレスは、クラウド戦略を成功させる上で、データ主権を、運用主権およびソフトウェア主権とともに、デジタル主権目標を支える3つの主要な柱の1つと捉えています。
この3つの柱が重要な理由とは?クラウドでデータ主権を管理する組織は、機密性の高いワークロードのクラウドへの移行と管理を容易に行えるようになります。
欧州連合司法裁判所(CJEU)のSchrems II事件判決により、EU・米国間のプライバシーシールドの枠組みが無効とされました。タレスは、組織におけるGDPRデータ主権コンプライアンスの維持とSchrems II事件判決の遵守を、これらの包括的な原則に従った大西洋を横断するデータフローの保護のための信頼できるプライバシーフレームワークを使用することで可能にします。
タレスは、パブリッククラウド、ハイブリッドITインフラ、プライベートITインフラ間で機密データを安全に移行する企業の能力を加速させる、Google Cloudとの新たな提携を発表しました。Google Cloudの利用者は、暗号鍵の可視化とライフサイクル管理により、Google Cloudで強固なデータ主権を維持できます。
Amazon Web Services(AWS)は、利便性をもたらしコスト削減を実現します。しかし、AWSクラウドでデータ主権を実現するには、データ保護のためのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスのルール、ベストプラクティスに従う必要があります。タレスの高度暗号化ソリューションと一元化された鍵管理ソリューションにより、クラウド上のデータの保護・制御を実現
Microsoft Azureのみで運用する場合でも、ハイブリッドクラウドで運用する場合でも、Azureクラウドでデータを保護し、データ主権を実現するために、セキュリティにおけるベストプラクティスに従う必要があります。タレスのソリューションは、「独自の暗号化の持ち込み」(Bring Your Own Encryption:BYOE)や「独自の暗号鍵の持ち込み」(Bring Your Own Key:BYOK)方式を活用して機密データを保護するソリューションを多数提供しています。
これまでで最も包括的なデータプライバシー基準とされるGDPRは、組織がどこの国にあろうとも、EU市民の個人データを保持する全ての組織に対応を求められます。
クレジットカード及びデビットカードの決済処理事業者は、アカウントデータの処理、保存および送信に関する厳格なPCIDSSコンプライアンス要件に準拠する必要があります。
個人情報漏えいが発生した場合に、データ侵害報告義務の要件は、世界中の国々によって制定されています。それは管轄国で違いはありますが、ほぼ全てに「セーフハーバー」条項が含まれています。