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PCI DSS(ペイメントカード業界データセキュリティ基準)とは、決済データを保護してクレジットカード詐欺を減らすために規定された、技術要件および運用要件のベースラインを提供する情報セキュリティ基準です。PCI DSSは、カード会員データ(CHD)や機密認証データ(SAD)を保存、処理、送信する、すべての事業体に適用されます。
PCI DSSの新しいバージョンが2022年3月31日に公開されました。以前のバージョン3.2.1からの変更点は次のとおりです。
更新内容の詳細については、PCI SSC Webサイトの PCI DSS v4.0 Summary of Changes (PCIDSS変更点のまとめ)ドキュメントを参照してください。
タレスは、カード会員データを扱う組織が、次のようなさまざまなPCI DSS 4.0要件への準拠を達成できるようにサポートします。
PCIDSS V4.0 ”ディスクレベル暗号化に関する要件追加”へのタレス透過暗号化による対応解説ビデオ(YouTube )
PCI DSS(ペイメントカード業界データセキュリティ基準)は、ペイメントカードのアカウントデータのセキュリティを推進および強化し、一貫したデータセキュリティ基準の幅広い採用をグローバルに促進するために策定されました。PCI DSS は、アカウントデータの保護を目的とする技術要件と運用要件のベースラインとして利用できます。12の主要要件は、6つの重要な原則を表しています。
PCI DSS v3.2.1は、v4.0が公開された後も2年間有効です。この間に、組織は新バージョンについてよく理解し、必要な変更を計画し実施します。実施スケジュールは下図をご覧ください。
[図1: PCI DSS 4.0の実施スケジュール。出典:PCI SSC]
タレスは、銀行や金融機関が業界の要件に準拠できるように支援してきた数十年の経験を活かして、保存されたカード会員データを保護し、伝送用に暗号化し、必要に応じてアクセスを制限できるようにする統合製品・サービスを提供しています。さらに、タレスはパートナーと緊密に連携し、PCI DSSコンプライアンス準拠の対象範囲を縮小できる包括的なソリューションを提供しています。
タレスは、PCI DSSのコア原則への対応をサポートする、包括的なPCI DSSコンプライアンスソフトウェアソリューションを提供しています。
これまでで最も包括的なデータプライバシー基準とされるGDPRは、組織がどこの国にあろうとも、EU市民の個人データを保持する全ての組織に対応を求められます。
クレジットカード及びデビットカードの決済処理事業者は、アカウントデータの処理、保存および送信に関する厳格なPCIDSSコンプライアンス要件に準拠する必要があります。
個人情報漏えいが発生した場合に、データ侵害報告義務の要件は、世界中の国々によって制定されています。それは管轄国で違いはありますが、ほぼ全てに「セーフハーバー」条項が含まれています。