アクセス管理とは、ユーザーが特定リソースにアクセスする権限を持っているかどうかを判断し、そのリソースに対して設定されたアクセスポリシーを適用できるようにする機能です。
アクセス管理は、IT管理者によって定義されたアクセスポリシーに基づいて実装されます。対象となる情報には、どのユーザーグループ(営業、研究開発、人事など)がどのクラウドアプリケーション(Salesforce、Office 365、Jira、Taleoなど)へのアクセスを許可されるかや、各アプリケーションにアクセスするために必要なユーザー属性(信頼できるネットワーク、パスワード、OTPなど)といったものが含まれます。
アクセスポリシーでは、クラウドアプリケーションの機密性に応じて、ユーザー属性をある程度評価する必要があります。これらの属性は、リスクベースまたはコンテキストベースの認証を使用して評価されます。このような認証は、クラウドアプリケーションごとに定義されたさまざまなアクセスポリシーを適用する上で中心的な役割を果たします。(詳細については、コンテキストベース認証の箇所をご覧ください。)
シングルサインオンもまた、クラウドアクセス管理において中心的な役割を果たします。シングルサインオンにより、単一のユーザー名とパスワードのセットまたは「ID」を使用して、すべてのクラウドアプリケーションにログインできるようになります。(詳細については、シングルサインオンの箇所をご覧ください。)