アクセス管理と認証のユースケース

クラウドアクセス管理ソリューションは、IDの漏洩、IT管理費、エンドユーザーのパスワード管理疲れから生じるデータ侵害に対して対処が遅れ、脆弱になっている組織をサポートするために生み出されました。

SafeNet Trusted Accessを使用することで、アプリケーションの機密性に基づく詳細なアクセスポリシーの設定、ユーザーログインのコンテキスト、クラウドアクセスイベントの可視化によるコンプライアンスの向上といった機能を通して、企業はクラウド環境を保護できるようになります。

SafeNet Trusted Accessはクラウドアプリケーションの保護にどのように役立つのか？

タレスのアクセス管理プラットフォームを使用すると、ユーザーに独自のポリシーコントロールを設定することでクラウドアプリケーションへのアクセスを保護できると同時に、単一のコンソールからすべての監査・レポート機能を利用することができます。  Safenet Trusted Accessは、企業が次のようなユースケースに取り組む際に役立ちます：

スマートシングルサインオン：クラウドシングルサインオン（SSO）は、ユーザーが単一のID（単一のユーザー名とパスワードのセット）ですべてのクラウドアプリにログインできるようにすることで、クラウドアプリケーションへの簡単なアクセスを可能にします。クラウド SSOソリューションは、すべてのクラウドアプリに対して1つのIDのみを維持することで、パスワード管理疲れを解消し、IT管理費を削減します。

コンサルタント用の安全なアクセス：モバイル化する労働環境、クラウドベースのアプリケーションへの移行、コンサルタントやビジネスパートナーへのアクセスの拡大など、従来のエンタープライズセキュリティの境界線はますます曖昧になっています。機密データを安全に保つと同時に従業員が業務を遂行できるようにするために、組織は、安全なリモートアクセスソリューションを展開する必要があります。

トークンレス認証：タレスでは、さまざまなトークンレス認証システムを提供しています。  このソリューションを利用することで、エンドユーザーにセキュリティと利便性の両方を提供することができます。  物理トークンをプロビジョニングし配布する必要性を回避することにより、ハッキングや違反を防ぎます。

特権ユーザー：適切なユーザーが正しい信頼レベルで適切なリソースにアクセスできるようにします。  組織内のエグゼクティブレベルまたはCレベルのユーザーに基づいたポリシーを使用して、アプリケーションアクセスを管理します。

プライベートクラウドアクセス：SafeNet 認証サービス PCEは、完全自動化された、安全性の高いオンプレミスのAuthentication as a Serviceを提供します。企業独自のニーズに合わせてカスタマイズされた柔軟なトークンオプションを備え、運用経費を大幅に削減します。

SaaSアクセス：データとアプリケーションがクラウド環境に移行し、ユーザーアクセスは（デフォルトでは）リモートで行われます。そのため企業は、クラウドとデータセンターの範囲内の両方に存在する企業リソースに対してユーザーアクセス制御を実装する必要があります。

VDI：仮想化環境、特にCitrixやVMware、AWSが提供する仮想デスクトップインフラストラクチャ（VDI）ソリューションの利用と、シンクライアントやモバイルデバイスといったさまざまなタイプのエンドポイントの利用が拡大しています。これに伴い企業は、固定パスワードの脆弱性を克服し、一貫した認証ポリシーを実装することで、すべてのオンライン企業リソースへのアクセスを保護しなければならないという課題に直面しています。

コンプライアンス：コンプライアンス規制への準拠を目指す企業には、問題を生まないクラウドアプリケーションが必要です。タレスの認証およびアクセス管理セキュリティソリューションは、GDPR、HIPPA、EPCSなどに完全に準拠しています。

ユーザーの皆さんが、タレス SafeNet アクセス管理および認証ソリューションが、セキュリティを損なうことなく、アプリへのアクセス管理を簡素化する上でいかに役立つかを共有しています。タレスとのサクセスストーリーをぜひご覧ください。